不安や心配事が多い…!って方は多いかと思います。それが気になってしまって何も集中できないとか(いわゆるマルチタスク状態)
そんな時はリフレーミングしたり、認知行動療法なんかを使うと良いんですが、そもそも心配事が解決できずに終わるケースってどのくらいの確率で起きるんですかね~?
今回はそんなお話です。



約97%は取り越し苦労

コーネル大学のワイル医科大学の教授でありアメリカ認知療法研究所の所長でもあるロバート・L・リーヒ教授の書籍によると、心配事の約97%は取り越し苦労で終わるそうな。つまり、本当に解決できないような心配事や不安が的中して起こる可能性って約3%しかないってことになりますね…。
しかもその3%の中にはそもそも最初から解決不可能だと分かっているものも含まれているみたいなんで、実際にパッと思いつく不安や心配事はほぼ取り越し苦労と言ってよさそうな感じ…。つまり、レジリエンスのところで書いた、解決可能なら徹底的に目を向け、解決不可能なら目をそらすっていう楽観的現実主義者の戦略はかなり良いと思われます。



個人的考察

とはいえ、いくら理屈で分かっていても脳や身体が反応してしまうことは多々あります。理詰めなタイプの方は上記を覚えておけば良いとして、分かっちゃいるけど認知的反応性(自動思考から反芻思考が起きてしまうこと)がどうしても止まらないよ~って方はコーピングレパートリーの内容を確認して行うっていうif-thenプランニングを事前に準備しておくのがよろしいかと思います。具体的なテクニックについてはRAIN脱フュージョンがおすすめです。ぜひ参考にしてみてください。



参考文献