【まとめ】カロリーオーバーにならないために知っておくべき「食品の満足度」入門
今回は、セットポイントのところでご紹介した食品の満足度について書いておきます。
食品の満足度ってなに…?
1995年のシドニー大学のスザンナ・ホルト博士の研究によると、一般的な食品の満足度の一覧を作成してみたそうです。まずホルト博士は、6つの食品カテゴリー(果物、パン製品、お菓子、高炭水化物食品、高タンパク質食品、シリアル製品)に分類した38の食品を参加者に食べてもらい、その後、食べ物や飲み物を自由に食べることができる環境にいてもらったそうです。その際合わせて食品の満足度(食後の満腹感・その後の食事量の増減)について、15分刻みで120分間チェックしたとのこと。これらのデータを基に食パンの食品の満足度を100として他の食品の満足度を数値化したそうです。
6つの食品カテゴリーに分類した38の食べ物の食品の満足度とランキング
では6つの食品カテゴリーに分類した38の食べ物の食品の満足度とランキングを見ていきましょう…!カテゴリー1:果物
- バナナ→118%
- ブドウ→162%
- リンゴ→197%
- オレンジ→202%
カテゴリー2:パン製品
- クロワッサン→47%
- ケーキ→65%
- ドーナッツ→68%
- 食パン→100%
- クッキー→120%
- クラッカー→127%
- 黒パン→154%
- 全粒粉パン→157%
カテゴリー6:シリアル製品
- ミューズリ→100%
- サステイン→112%
- スペシャルK→116%
- コーンフレーク→118%
- ハニースマック→132%
- オールブラン→151%
- オートミール→209%
ランキング(パーセントが低い程、食品の満足度が低い)
- クロワッサン→47%
- ケーキ→65%
- ドーナッツ→68%
- チョコバー→70%
- ピーナッツ→84%
- ヨーグルト→88%
- ポテトチップス→91%
- アイスクリーム→96%
- 食パン→100%
- ミューズリ→100%
- サステイン→112%
- フライドポテト→116%
- スペシャルK→116%
- バナナ→118%
- ゼリービーンズ→118%
- コーンフレーク→118%
- パスタ→119%
- クッキー→120%
- クラッカー→127%
- 玄米→132%
- ハニースマック→132%
- レンズ豆→133%
- 白米→138%
- チーズ→146%
- タマゴ→150%
- オールブラン→151%
- 黒パン→154%
- ポップコーン→154%
- 全粒粉パン→157%
- ブドウ→162%
- ベイクドビーンズ→168%
- 牛肉→176%
- 全粒粉パスタ→188%
- リンゴ→197%
- オレンジ→202%
- オートミール→209%
- タラ→225%
- 茹でじゃがいも→323%
上記のポイントをまとめてみると、
って感じでしょうか。
呪いの三種の神器の一つである脂肪は青天井なんで、上記の結果には納得ですね。逆に炭水化物は、レプチンやインスリンの観点から見ても食品の満足度が高いのは納得できますね。特に茹でじゃがいもの323%は驚異的な数字。レジスタントスターチも豊富に含まれておりますし、やっぱ以前に紹介したおすすめな炭水化物といったところ。
それとやっぱり、カロリーの質の高い食品(加工度の低い食品)は基本的に食品の満足度が高いみたいですねー。
個人的考察
食品の満足度が高いものを中心に食べればそれだけ食後に満腹感が長く続くので、空腹感を感じづらくなります。すると自然と食べる量が減り、カロリーオーバーや肥満から遠ざかっていくんで非常におすすめです。
是非、ダイエットの際は心がけたいものですね~。