今回は休日の過ごし方についてご紹介します。



こんな休日になっていませんか…?

休日はゆっくり寝て、だらだら布団で過ごし、気付けば夕方、1日終了…なんかもったいない1日だったな…と後悔するって過ごし方をしている人は意外と多いのではないでしょうか…?
たまにはいいのかもしれませんが、毎回の休日でこうだとさすがにもったいない、休めていない、ストレスが解消できたようで解消できなかったってことになりかねないかと思います。
では、どのような過ごし方が良いのでしょうか…?



旅行のメリットは2週間ぐらいで終わる…。

休日の楽しい過ごし方を考えた時に思いつくものとして旅行があります。でも旅行って実際どうなんですかね…?
2010年のエラスムス・ロッテルダム大学の研究によると、参加者974人を対象に休日と幸福について調べたそうです。更に休日に旅行に行くと、その後、幸福度が高まるのかどうかも調べたとのこと。
結果は以下の通り。

  • 休日がある人は休日がない人に比べ、幸福度が高かった(やっぱ休みって大事
  • 更に旅行前の幸福度は高かった(旅行前でワクワクしている為)
  • 旅行のメリットは2週間ぐらい続く。
  • 非常に楽しめた旅行だけが旅行後の幸福度を高める。
  • 休みで行く旅行だろうが仕事で行く旅行だろうが旅行後の幸福度に違いはない。

ここで少し意外なのが旅行のメリットって2週間で終わってしまうという、案外短いんだな~という結果。確かに言われてみれば祭りと一緒で準備までが楽しいもんで終わってしまうと虚無感と言いますか、もう旅行から帰って○日も経ったんだ…。ってな感じになりますよね。旅行という大イベントの効果すら2週間はちょっとさびしい感じがしますね…。



が、しかし、旅行は様々なメリットがある…!更にその効果を持続する方法が…。

旅行の効果が期待するほど続かないのは残念でしたが、幸福以外にも旅行は様々なメリットがあります。バーッと挙げて行くと、


つまり、旅行に行くメリットはたくさんあるということです。
更に旅行の効果を持続する方法も見つかっておりまして、2014年のタンペレ大学の研究によると新しい行動(体験)をした場合は旅行の効果が持続し、更にクリエイティブ性がアップしたそうです。



旅行の計画を作る際のポイント

休日の過ごし方として旅行はやっぱ良い…!更に今までにない新しい行動(体験)を少なくとも1つ以上すると決めて行くともっと良い…!ってことでした。因みにちょっと不安を感じるぐらいの新しい行動や体験がいいそうです。
では、それらを意識しつつ、具体的に旅行の計画を作るポイントなんかも書いておきます。
旅行の計画では(おそらく休日の過ごし方全般でも)、下記の3項目も意識すると良いんだとか。

  1. チャレンジング→新しいことにチャレンジするよう意識する
  2. コントローラビリティ→自分でコントロールできるか
  3. スケジュール→クリアできる計画を時間で分けて立てる。計画通りいくのがいい

更に補足・注意点として、

  • 新しい行動や体験ができる内容を計画に組み込む(チャレンジング)
  • 出来れば行動や体験は少し不安を感じるぐらいが良い(やったことがない体験会に参加するなど)
  • 自分で行先を決める。友達が作ったものに付き添わない、旅行代理店・ツアーは使わない(コントローラビリティ)
  • 無理のない旅行計画を細かく立てる(スケジュール)

って感じ。せっかく行くならメリットが多い方が良いですからね~。
また、旅行の計画を色々立てている期間はなるべく長めに設定し、楽しみましょう(幸福度がアップする)。
あと、友達と行くにしても全部任せるのではなく、一部は自分が決めたことがイベントとしてあるようにすると良いと思います。



個人的考察

毎回旅行に行くのも大変なんで、

  • 普段の休日は新しい行動(体験)を少なくとも1つ以上する
  • 旅行前、特に旅行の計画作りは時間をかけて楽しむ
  • 旅行の計画には既知の体験ではなく、未知の体験を入れる

って感じがよろしいかと思います。
普段の休日の新しい行動の例としては、散歩やウォーキング、マラソンのルートをいつも休みの日だけ変えてみるとかランダムにするとかでもいいのかもしれませんね。