これは当事業所のスタッフが行っている場合が多いのですが、あれってちゃんと実証された効果的な方法なんだよ~って話が今回の内容です。



生産性の高い人と低い人を組ませよう…!

以前に隣人で生産性が変わるとかポジティブネガティブも影響を受けるとか書きましたが、今回はそれらを上手く使って生産性を上げる方法はないのかって話です。
参考になるのが2014年のロンドン大学の研究。この研究によると生産性の高い人と低い人を組ませると生産性の低い人の生産性がアップしたんだとか。但し、ポイントがあってお互いの責任の所在をはっきりしておくのが大事だということです。例えば生産性の高い人と低い人を組ませてチームで一つの物を作ることにすると、高い人は頑張っても成果が半分、だけど、失敗はチーム一人一人の連帯責任となってしまうため、これでは高い人のモチベーションも下がってしまいますし、低い人の生産性はアップしません。働きアリの2割がサボっていても残りの8割はイラッとしませんが人間はイラッとするんですよね~(笑)
だから上記の例の場合で言えば、生産性の高い人と低い人を組ませてチームで一つの物を作ることにしても、ここからここまでは生産性の高い人の持ち場で責任、ここからここまでを生産性の低い人の持ち場と責任って感じに分けることが望ましいです。そうすることによって、生産性が高い人は生産性が低下せずにすみますし、低い人は隣人パワーで生産性がアップします。



個人的考察

冒頭で書いた通り、当事業所の支援ではこれを良く使っております。例えば農福連携で畑の雑草取りをすることになった時、生産性の高い人と低い人を向かい合わせて1列ずつ雑草を取っていくようにします。そうすると雑草を取る列を分けているので責任の所在がはっきりし、隣人パワーで生産性がアップします。
ぜひ支援する際は参考にしてみてください。