【まとめ】外向性が高いのは羨ましい!しかしデメリットもあるから気を付けよう!って話
ビッグファイブの一つに外向性って項目があるんですよ…。外向性ってのは要は社交的・活動的ってことで、これが高いほうが良いイメージなのは皆さんご存じのはず。
でも、何事も裏はあるものでそこにはダークな要素が隠されているんですよ。
今回はそんなお話です。
ってルートを歩むことに…。おーこわっ。でも、何事も裏はあるものでそこにはダークな要素が隠されているんですよ。
今回はそんなお話です。
外向性=社交性…?いいや本当の核心は社会的注目(目立ちたいか)だ…!
2002年のブロック大学の研究によると、外向性(外向型)の特徴について調べてみたそうです。
あ~知ってる、外向性の特徴って社交性でしょ…?ってなる方も多いと思いますが、2000年のイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の研究では、
- 確かに外向性は社交性の重要な部分だった。
- んがしかし、外向的な人の社交性は、その中核的な特徴ではなく、報酬感受性による副産物である可能性があった…!
って結果だったんですよね。
つまり、外向性の人は報酬に対しての反応が良い人のことでありその結果として社交性が高いとなっているんだと。面白い視点ですよね~。しかし本当に外向性の中心が報酬の反応度なのか…?ってことで調べたのが今回の研究になります。
この研究はサンプル数200人のものでして、アンケートに答えてもらい、上記疑問がどうか見てみたと言うもの。
具体的には、
- 報酬についての反応度
- 社会的注目(目立ちたい)についての反応度
をそれぞれ分けてテストしてみたらしい。
つまり研究者たちは、
- 外向性→報酬の反応度からの副産物として社交性ではなく、外向性→社会的注目(目立ちたい)からの副産物として報酬の反応度や社交性なんじゃないか…?
という仮説だったみたい。
その結果は当たっていたそうで、
- 外向性の中心的な特徴は、報酬の反応度ではなく、社会的注目であることが明らかになった…!
とのこと。
つまり、外向性は人との交流を好むことだけに視点が置かれがちだけど、中心的な要素はその他にあったってことですね。そしてその中心的な要素とは社会的注目だったと…。
これはまさに良くも悪くもって感じの結果ですよねー。例えば、目立ちたい…!って努力する人もいれば、犯罪に走ってしまう人もいますから。また報酬の反応度の話も納得でして、内向型の人は報酬で一喜一憂しないんで良く言えば冷静、悪く言えばドライって感じに他人から見えちゃうんですよね。
とりあえず、
- 外向性=社会的注目>報酬の反応度>社交性
って公式は頭の片隅に置いておきたいですな。
神経症的傾向と外向性が高いと犯罪する可能性が高い…!
2004年のジョンズ・ホプキンス大学の研究によると、性格と犯罪・逮捕の関係について調べてみたそうです。
先行研究で反社会性パーソナリティ障害の人は犯罪を犯しやすいってのは分かっていたんですが、そこまで極端な性格ではない一般的な性格の特徴の範囲内で犯罪・逮捕との関係性がどうなのかってのは分かっていなかったんですよね。
そこで研究者たちは、縦断研究の成人サンプルを使ってこの関係性をチェックしてみたそうな。具体的には、
- 1993~1999年にかけて行われた疫学研究を用いた
- 1981年にアメリカメリーランド州ボルチモアで最初にインタビューした参加者を再検査してみた
- 1981~1993年までのメリーランド州における犯罪履歴は、州の刑事司法データベースを用いてチェックした
とのこと。
サンプル数は611名の男女でして、年齢は30~87歳、男性が230名(38%)、女性が381人(62%)って感じだったらしい。因みに性格はビッグファイブでチェックしたそうです。
最後に年齢や性別、人種、アルコールの有無、薬物の有無、極端な性格の有無などの変数を調整し、データを統計処理した結果、逮捕歴のある方の性格特徴はこんな感じとなっておりました。
- 神経症的傾向(特に怒りと衝動性)が高かった…!
- 外向性(興奮を求める)のスコアが高かった…!
- 協調性(特に愛想の良さ、信頼感、率直さ、遵守、謙虚さ)が低かった…!
- 誠実性(特に忠実さと深く考える)が低かった…!
つまりメンタルが不安定な目立ちたがり屋は犯罪を犯す可能性が高いと。またみんなと仲良くできず不真面目な方の場合が多いみたい。まぁ、納得の結果ですな。
更にこの研究では逮捕歴のない方の性格特徴も調べているんですが結果は、
- 性格特性は全て平均の範囲に収まっていた…!
とのこと。特徴がなかったみたいですね。
外向性が高いデメリットとして犯罪を犯す可能性が高くなるって感じでした。
もちろんこれは外向性のダークな側面をフォーカスしていますんで外向性が高いイコール犯罪者では全くありません。ここで学びたいのは外向性の高さもしっかり良い方向に活かしていきたいよな~ってことですね(それと内向性も捨てたもんじゃないよ~ってことも)
外向的で見栄っ張りは最も破産しやすい
外向性が高いとメリットが大きいのは間違いないんですが、そこに見栄っ張り(プライドが高い)が混ざると大変なんです。というのも2017年のユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究によると、外向的で見栄っ張りな人は最も破産しやすいって結果があるんですよね~。元々収入が少ない人はもちろん浪費が多くて破産しやすいのですが、実は収入が多い場合も安心できないってのが怖いところ。どういうことかというと、
- 収入が多いとき(景気が良いとき)は皆にお金をばらまく
- でも、それ以上に収入が多いから破産しない
- しかし、一旦収入が少なくなる(景気が悪くなる)と…
- 皆に認めてもらっていないと不安になってしまう
- 結果、収入が少なくなっていることがばれないようにもっとばらまく
- 破産する…!
ぜひ気を付けていきたいですね~。
個人的考察
対策は数学に強くなる、相対思考を意識するってことになるんでしょうかね…。
そういえば以前に協調性が高いと破産しやすいから気をつけよう…!ってことを書いたんですが、外向性が高い場合も破産に気を付けた方が良いみたいですね~。まぁ、外向性が高くない自分にとっては関係のない話なんですが(泣)
私は身分相応に缶ジュースを奢るぐらいの親切がちょうど良いんでしょうね~。トップギバーへも少しは近づけそうですし…。
そういえば以前に協調性が高いと破産しやすいから気をつけよう…!ってことを書いたんですが、外向性が高い場合も破産に気を付けた方が良いみたいですね~。まぁ、外向性が高くない自分にとっては関係のない話なんですが(泣)
私は身分相応に缶ジュースを奢るぐらいの親切がちょうど良いんでしょうね~。トップギバーへも少しは近づけそうですし…。