【加筆内容】運動は不安対策になるのか? その2「続予防編」
定期的な運動は不安やうつ病の予防になる…!
2006年のアムステルダム自由大学の研究によると、定期的な運動が不安やうつ病、性格と関係しているのか調べてみたそうです。
この研究は、オランダの双子登録簿(オランダツインレジスタ)っていう有名なデータセットを使ったもので、これは双子とその家族のライフスタイルや健康をずーっと追跡調査したものとなっております。
今回の研究では1991年から2002年までのオランダの双子登録簿のデータを使ったそうで、サンプル数は19,288人ということでした。因みに運動頻度や不安、うつ病、性格についてはアンケートでチェックしたそうです。
それでは結果を見てみましょう。
皆、年とともに運動をしなくなるってのは分かりますね…。それとやっぱ運動はメンタルに良い影響があるみたいですな。
また運動する人はメンタルが安定して活動的な性格の人が多かったってことでまぁ、これは想像通りといった感じですね。
因みに上記結果は、性別や年齢はほとんど関係なかったってことなんで、やはりいくつになっても男性でも女性でも運動した方が良さそうです。
個人的考察
余談ですが、METs(代謝当量)ってのは普段の代謝量から何倍の代謝量で運動しているかを示す運動強度のことを言います。つまりMETsの数字が高くなればなるほど、きつい運動(高い強度の運動)ってことですね。
んでざっくり目安を書いておきますと、
- 1〜2METs:ゆっくり歩くぐらい
- 3〜5METs:早足で歩くぐらい
- 6METs:ゆっくり走るぐらい
- 7METs:普通に走るぐらい
- 8~9METs:速く走るぐらい
- 10以上METs:全力で走るぐらい
って感じ。
なんで上記の研究の「4METs(代謝当量)で週60分以上運動していた人」ってのは、早足で歩くことを週60分以上していた人ってことになります。
更に詳しいMETsの目安については、健康長寿ネットのMETsページをご覧ください。