ポケモンGO(位置情報ゲーム)の研究を見てみよう!その27「ゲームの強度で歩行距離は変わるのか?」
ポケモンGOにハマっている人ほど歩行距離が増えたままだった…!
2018年の香港大学のパイロット研究によると、大学生を対象にポケモンGOと身体活動の関係を調べてみたそうです。
因みに似たような研究はたくさんあるんですが、この研究のポイントはゲームの強度に焦点を当てているところです。では早速見ていきますかー。
この研究は香港大学の医学部生65人を対象にしたもので、参加者全員がiPhone所持者となっております。んで、そのiPhoneで、
- ポケモンGOアプリをインストールして遊んでいるかどうかチェックする
- 内蔵されている加速度計を使ったヘルスケアアプリを使ってもらい1日の歩いた距離データを提供してもらう
ってことをしてもらったみたい。
因みに65人中24人(36.9%)がポケモンGOプレイヤーだったとのこと。
最後に集まったデータとポケモンGOのリリース前後の1日の歩いた距離をチェックし、どう変化したのか比べてみたんだとか。
その結果、
- ポケモンGOプレイヤーは非ポケモンGOプレイヤーに比べて、1日の歩いた距離が多くなる傾向にあった…!
とのこと。まぁ、ここは先行研究同様の結果ですな。
ではポケモンGOプレイヤーは非ポケモンGOプレイヤーよりもどれぐらいの歩数距離が多くなっていたのかですが、ゲーム開始から
- 3日目→1.5km多く歩いていた…!
- 4日目→1.2km多く歩いていた…!
- 5日目→0.9km多く歩いていた…!
- 6日目→0.6km多く歩いていた…!
って感じ。
う~ん。1週間のうちにみるみる歩行距離の差が縮まってきていますな。因みにスタートから1週間を超えるともう違いはなくなったとのこと。1週間しか効果がないってのは先行研究よりも短い効果期間ですね~。
但し、ここでゲームの強度を調整してみると様相が変わってきまして、
- ゲームの強度が高いほど、リリースから50日後にも歩行距離が増加したままだった…!
そうです。
つまり、ポケモンGOにハマっている人ほど歩行距離が増えたままだった…!ってことですね。
個人的考察
ということで位置情報ゲームにのめり込めると、歩行距離が増加し、その結果、健康効果がアップするみたいです。