今日は音楽(BGM)の研究を3つ見ていきたいと思います。



単純作業の効率アップにBGMは使える…!

1972年のバーミンガム大学の研究によると、BGMと生産性の関係について調べてみたそうです。
この研究は同じことを繰り返し行う単純作業中にBGMをかけると、作業効率がアップするのか調べたものでして、早速結果を見てみますと、

  • 同じことを繰り返し行う単純作業中にBGMをかけると作業効率がアップした…!
  • この効果は、機械音などによってうるさい職場環境でも効果的だった…!

とのこと。
簡単な作業を繰り返し行う場合はBGMを使った方が良さそうですねー。



音楽で不安感が変わる…!

1976年の研究によると、不安感に音楽が有効なのか調べてみたそうです。
この研究は大学生66人が参加したもので、以下の3パターンの状況でテストを受けてもらったそうな。

  1. 激しい音楽が流れる中でテストを行う。
  2. 静かな音楽が流れる中でテストを行う。
  3. 音楽がない中でテストを行う(対照群)

因みに使われた音楽はクラシックやジャズ、ブルース、カントリー、ロックなどだったらしい。それと併せてテストの前後にテストへの心配や興奮度、集中力、音楽の好き嫌いなんかのアンケートに答えてもらったそうな。
最後にそれらのデータを照らし合わせてみた結果、

  • 激しい音楽で心配や興奮といった感情が大幅に増加した…!
  • 静かな音楽は対照群よりも不安の影響が少なかった…!
  • テストのパフォーマンスは音楽の影響を受けなかった…!

とのこと。
どうやら音楽で気持ちは分かるけどテストには影響がなかったみたいですねー。



クラシックで脳が活性化…!自然音でもっと活性化…!

2013年のスタンフォード大学の研究によると、音楽と脳機能の関係について調べてみたそうです。
この研究は一般の参加者にクラシックと自然音を聴かせつつ、脳内を見てみたというものでして、早速結果を見てみますと、

  • クラシックを聴くと、様々な脳領域が活性化していた…!
  • 但し、クラシックよりも自然音の方がその効果は大きかった…!

とのこと。
どうやら勉強中にクラシックを聴いても良さげなんだけど、森林とか川の音みたいな自然音を聴いた方が良いみたい。
無音とどっちが効果的なんですかね~?



個人的考察

ということで、事業所で軽作業を行っているときはBGMをかけると良いかもしれませんねー。また頭を使う作業中は自然音が良いのかもしれませんな(眠くなりそうですが)



参考文献