【加筆内容】普段の水分摂取量から多くor少なく水分を取るとメンタルにどのような影響が出るのか?
今回はそれを更に深掘りした感じの研究でして、普段の水分摂取量から多くor少なく水分を取るとメンタルにどのような影響が出るのかをチェックしております。
普段の水分摂取量が多い人が水分をあまり取らないとメンタル悪化、普段の水分摂取量が少ない人が水分を多く取るとメンタルが良くなる…!
2014年の研究によると、普段の水分摂取量を変えるとメンタルにどのような影響があるのか調べてみたそうです。
この研究は健康な成人男女52人(男性11人、女性41人)が参加したもので、まずは全員の普段の水分摂取量をチェックしたそうな。そこから以下の2グループに分けたらしい。
- 普段の水分摂取量が多いグループ:1日2~4Lの水分を補給している方22人
- 普段の水分摂取量が少ないグループ:1日1.2L以下の水分を補給している方30人
続いて参加者全員にラボに来てもらい、6日間過ごしてもらったそうな。この期間中、食事、睡眠、起床時間は全て統一され、汗による水分の減少も最小限にするため読書やトランプ、テレビ視聴を座って行ってもらったとのこと。
次にそれぞれの日の各グループの過ごし方を見てみましょう。
【1日目と2日目】
- 普段の水分摂取量が多いグループ:1日2.5Lのミネラルウォーター(ボルヴィック)を飲んでもらった
- 普段の水分摂取量が少ないグループ:1日1Lのミネラルウォーター(ボルヴィック)を飲んでもらった
【3日目、4日目、5日目】
- 普段の水分摂取量が多いグループ:1日1Lのミネラルウォーター(ボルヴィック)を飲んでもらった
- 普段の水分摂取量が少ないグループ:1日2.5Lのミネラルウォーター(ボルヴィック)を飲んでもらった
これで、普段の水分摂取量から多くなったり少なくなったりした場合、どのような影響がでるのか分かるってことですね。
更にこの研究ではメンタルについて様々なチェック方法を採用しておりまして、例えば、気分と感覚の評価は7:00、14:00、16:00、18:00、20:00にチェック、他にも喉の渇きのチェックや眠気のチェック、ポジティブのチェックなんかもしておりました。
最後に集まったデータを統計処理してその傾向を見てみたそうです。
では気になる結果を見てみましょう。
- 1日目と2日目のチェックでは、普段1日2~4Lの水分補給している人、普段1日1.2L以下の水分補給している人の両方とも気分の状態は変わらなかった。但し、喉の渇きスコア、抑うつスコアは普段1日2~4Lの水分補給している人の方が高かった…!
- 普段1日2~4Lの水分補給している人が、1日1Lの水分補給しかしないと、喉の渇き、満足感、落ち着き、ポジティブな感情、活力が低下していた…!
- 普段1日1.2L以下の水分補給している人が、1日2.5Lの水分補給をすると、疲労感、混乱、喉の渇きが大幅に低下、眠気も低下していた…!
つまり、普段の水分摂取量が多い人が水分をあまり取らないとメンタル悪化、普段の水分摂取量が少ない人が水分を多く取るとメンタルが良くなるみたいですね。水分ってやっぱメンタルに関係あるみたいですな。
この研究結果を踏まえるならば1日2.5Lは取った方が良さげですね。
個人的考察
だからと言って水分補給にエナジードリンクを選ぶのはおすすめ致しません。
また、2007年のディーキン大学の研究によると、カフェイン入りエナジードリンクに含まれる糖分はソフトドリンクと同じぐらいらしく肥満の原因となるとのこと。
そのため、やっぱ基本は水(ミネラルウォーター)が良さそうです。