【加筆内容】プチ断食の減量効果はどのぐらいなのか? その7
プチ断食はBMIと糖代謝にどのような影響をもたらすのか系統的レビューとメタ分析を行ってみた…!
2019年の仁荷大学校の研究によると、プチ断食はBMIと糖代謝にどのような影響をもたらすのか系統的レビューとメタ分析を行ってみたそうです。
そもそもカロリー制限を行うことは、減量効果や糖代謝にプラスの影響をもたらすことが知られております。そのメカニズムについては完全には分かっていないものの、どうやら体脂肪の減少とインスリン抵抗性の改善が大きいみたい。
んがしかし問題なのがカロリー制限を毎日続けると言うことがなかなか続かないということ。その代替案として登場したのがプチ断食です。ただプチ断食の先行研究を見てみると糖代謝への影響は矛盾した結果が出ておりまして、その理由は、対照群の食事内容が決められていない、そもそも決められた食事を守っているのかあやしい、サンプル数が少ない、実験期間が短い、対照群の設定が難しいなどがあるそうな。またメタ分析も行っているもののそれらも矛盾した結果が出ていてよく分からないみたい。
ということで今回、糖尿病のない方を対象に系統的レビューとメタ分析を行い、答えを出して見ようとなったそうです。
まず研究者たちは、2018年11月15日までに発表された該当研究をCochrane、PubMed、Embaseで検索してみたそうな。すると2,814件の研究がヒットしたらしい。続いてこの中で被っている物、質の低い物を除外したそうで、最終的にピックアップできたのは12件の研究だったそうです。
この12件の総サンプル数は545人(男性210人(38.5%)、女性335人(61.5%))でして、
- プチ断食グループの総サンプル数:261人
- コントロールグループの総サンプル数:284人
って感じでした。
では気になる結果を見てみましょう。
プチ断食はコントロールグループと比較して、
とのこと。
この結果に研究者曰く、
- プチ断食は一般集団において、BMIの低下、レプチンの低下、アディポネクチンの上昇をもたらし、それらが血糖コントロールやインスリン抵抗性を大幅に改善させるみたいだ
としています。
プチ断食は糖代謝の改善に役立つみたいですねー。