先週の続きです。
ここ最近、
んで今回もヨアニナ大学が発表したアンブレラレビューを見てみようと思いまして、内容は、皮膚がんと非遺伝的要因の関係となっております。
それでは早速チェックしてみましょう。



皮膚がんと非遺伝的要因の関係についてアンブレラレビューを行ってみた…!

2016年のヨアニナ大学の研究によると、皮膚がんと非遺伝的要因について系統的レビューとメタ分析のアンブレラレビューを行ってみたそうです。
そもそも皮膚がんは遺伝的要因と非遺伝的要因の両方のリスクが複雑に絡み合っている感じとのこと。一方で、方法論的評価があやしいが非遺伝的要因と皮膚がんには統計的に有意な関係があるとするメタ分析が多数発表されているんだとか。そこで今回統計的な偏りの存在を評価しつつ既存の研究結果をまとめてみることにしたらしい。
まず研究者たちは、2016年1月20日までに発表された該当研究をPubMedで検索してみたそうな。またこの時、観察研究の系統的レビューとメタ分析に的を絞ったみたい。続いて検索にヒットしたものの中で質の高い研究をピックアップしていったんだとか。
最終的に基準を満たした研究は44件でして、合計85の関連性があったとのこと。
これらをアンブレラレビューしてみた結果、以下のことが分かったそうです。

  • 21の関連性は信頼できそうだった…!
  • 52の関連性はバイアスが大きい又は非常に大きかった…!
  • 小規模研究の効果と関係ある関連性は15あった…!
  • 過剰に有意な結果と関係ある関連性は13あった…!
  • 全体的に13の関連性は信頼できる感じだった…!

85のうち13しか信頼できる関連性がなかったってのはバイアスの高さを感じますねー。
因みにその13の関連性は、

  1. 基底細胞がん
  2. 日光角化症
  3. 血清ビタミンD
  4. 日焼け
  5. 基底細胞がんの髪の色
  6. そばかすの密度
  7. 目の色
  8. 髪の色
  9. 黒色腫の病歴
  10. 皮膚のタイプ
  11. 日焼けの頻度
  12. 皮膚がん手前かどうか
  13. あざやほくろ

ってことらしい。



個人的考察

エビデンスが高そうな関連性を見ていくと、自身の光に対する皮膚の過敏性に対応した対策をする…!が良さそうですね。
自身の光に対する皮膚の過敏性が分からん…!って方は「ビタミンDってこんなに大事なんだよ!って話」の記事内にある「ガンとお肌などの為の健康的な太陽光(日光)ガイドライン」を参考にしてくださいませ。