日本食研究を見てみよう! その1その2の続きです。
前回、前々回の研究の通り、伝統的な日本食の研究は東北大学が結構力を入れておりまして、今回ご紹介するのも東北大学の研究となっております。
ご紹介する内容は、

  • 伝統的な日本食で寿命が延びるのか…?ってことです。

それでは早速見ていきましょう…!



1975年の伝統的な日本食で長寿・老化停滞・脳機能維持が出来る…!

2016年の東北大学動物実験によると、伝統的な日本食で寿命が延びるのか調べてみたそうです。
皆さんご存知の通り、日本は世界的に見ても長寿の国でして、その理由の一つは日本食だと考えられております。んがしかし、過去50年間で日本人の食事スタイルも西洋スタイルの食事へ急速に移行しているんですな。にもかかわらず、平均寿命は依然として長いんですよ。
じゃあ結局のところ、日本食って寿命に関係あるのか…?ってことで今回チェックしてみることにしたらしい。
この研究は、1960年、1975年、1990年、2005年の国民健康・栄養調査に基づいた食事メニューを再現しつつ、それらをマウスに食べさせたと言うもの。また対照群として普通のエサを与えたマウスも用意したんだとか。エサ意外についてはどちらのマウスも普通に育てたらしい。
その結果、1975年の伝統的な日本食を摂取したマウスたちは、2005年の日本食を摂取したマウスたちに比べて、

  • 寿命が延びた…!
  • 老化が停滞した……!
  • 学習能力と記憶力が維持された…!

とのこと。
また、1990年の日本食を摂取したマウスたちは、2005年の日本食を摂取したマウスたちに比べて、

  • 寿命が延びた…!

とのこと。
つまり、1975年の伝統的な日本食が良い…!ってことですな。
この結果に研究者曰く、

  • この研究の結果は、伝統的な日本食は現在の日本食よりも寿命を延ばし、老化を遅らせる効果がある事を示している

としています。



個人的考察

伝統的な日本食は、全粒穀物、色とりどりの野菜、大豆製品(豆腐や納豆など)、魚、昆布などを積極的に食べる食事スタイルです。
是非参考にしてみてください。



参考文献