【まとめ】話すときに目を見て話せ(アイコンタクトしよう)って聞くけど、あれって具体的にどこをどれぐらい見ればいいの?
というのも私は内向的なのもあってどうも苦手でして…。
ということで、本当に視線(アイコンタクト)って必要なのか調べた結果が今回の内容となっております。
そもそもアイコンタクトって必要なのか…?
まずはアイコンタクトが苦手な人(私)にはうれしい情報を…。2019年のエディスコーワン大学の論文によると「対面での会話中にアイコンタクトは必要なし。顔や頭の周りのどこかを見つめるだけで十分」っていう結果が出ていました。
これは朗報です。別に目を見なくても顔や頭をみてりゃOKってのは苦手な人にとっては救いですよね。
とはいうものの、一方でメリット・デメリットも見つかっている…。
2003年のノースイースタン大学の研究によると、参加者に知らない人同士が2人で会話をしている映像を5分間見てもらいながら、会話の人がどれぐらい頭が良いのかを評価してもらったらしい。すると、会話の相手とより多くのアイコンタクトをとった人は頭が良いと思われたんだそうな。つまり、相手の目を見て話すほど知的な印象を与えることができるみたい。一方でデメリットも見つかっておりまして、例えば、1992年の日本の研究や1996年のミシガン大学の研究なんかによると、目を逸らして話すと不安そうに見えたり、不誠実に見られたりしたなんて話もあったりします。
う~ん。難しいですね~。
こんなん聞くと、やっぱ目を合わせて話したい…!って気になりますよね…。じゃあどれぐらい合わせればいいのかというと…。どれぐらい相手の目を見ればいいの…?
視線(アイコンタクト)とは目を見て話すことだというのは皆さんもご存じのとおりですが、実際どれぐらい相手の目を見ればいいのでしょうか…?じっとずっと見られたら嫌ですし(特に西洋人に比べ、日本人は嫌な方が多いのではないかと)ずっと目を合わせてくれないとそれはそれで話していると不安になりますよね(自分は合わせるのが苦手なのに相手が合わせてくれないと不安になる)そこで参考になるのが2016年のロンドン大学の研究。アイコンタクトって、ぶっちゃけ、どれぐらいの時間がベストなの…?っていうのを調べてくれたありがたい研究でしてそれによると、目を見て話すのは一定時間が良いそうです。その一定時間とは、
3.3秒
だったそうです。
3.3秒見ることにより、相手は、
- 興味を持ってくれる
- 好きになる
- 相手と仲良くなりたいと思う
という良い効果があったそうです。
う~ん。時間を計ってやってみたけど意外と長い…!これは内向的な人にはめっちゃ長く感じますね…。因みに、3.3秒は相手にリラックスして興味を持つことが大事だそうで、不安感や緊張感がない方が大事ということ。不安や緊張がないと信用につながるみたいです。つまり、アイコンタクトが苦手で不安や緊張がでるならアイコンタクトをしないで安心、緊張せずに話した方が相手は信用してくれるってことですね。アイコンタクトって得意な人以外無理してしない方がよさそう…。
ということで、長時間あわせると支配やプレッシャーを与えてしまうみたいなのでそのあたりもケースバイケースで使っていくのがよろしいかと思います。
最後に、テクニックとして、交渉を有利に運びたいのならわざと変なタイミングで目をそらし、怒らせたかと不安にさせる方法もあるみたいです。
まさに心理的駆け引きって感じですね~。
アイコンタクトは嘘がつき辛くなる…!
2018年のタンペレ大学の研究によると、アイコンタクトで嘘がつき辛くなるそうです。これは実体験からも共感できる話でアイコンタクトがあるとしっかり話している気持ちになるのでこちらもしっかり話そう、つまり、嘘がつき辛くなっている感じがあります。アイコンタクトの弱点…!
最後にアイコンタクトの弱点を紹介します。2013年のフライブルク大学の研究によると、目を見て話すテクニックが効果を持つのは、元々話し手に対して好感を持っているか、話の内容に賛成しているときだけだったそうです。つまり、プラスな相手でないとアイコンタクトは意味がなかったということですね。理由は嫌な相手が目を見て話してくるとネガティブな印象が強まるからとのこと。う~ん。なんとなく分かるな~。
ってことで、どうすればいいのかですが、この研究によると嫌な相手を説得したいときは相手の口を見て話したときが最も説得力が増す傾向が強かったということで、いつでも目を見て話せばいいってもんじゃないみたいです。
個人的考察
今回の件をまとめると、- 無理にアイコンタクトをしなくてOK。それより不安や緊張せずに話すのが大事
- 仲が良ければアイコンタクトを3.3秒しよう…!
- 嫌な相手には口を見て話そう…!
って感じでした。アイコンタクトな苦手な私にはまことにありがたい研究結果でしたとさ。