クリエイティブ性・コラボレーション・コミュニケーションの関係の続きです。


と丁寧に見ておりますが、今回はいよいよ結果です。
それでは続きをどうぞー。



各アイディア法・大学生の反応・自己評価の結果

ではまず、6つのアイディア法の結果と様子から見ていきましょう…!


【拡散的思考】
  • 拡散的思考のみだと、ほとんどのチームは30~40個のアイディアしか浮かばなかった…。
  • 拡散的思考+ゲーミフィケーション(競争させる)だと、1位のチームは、1つ目の課題「ペンの他の用途を考える」で63個、2つ目の課題「プラスチックカップの他の用途を考える」で62個もアイディアが浮かんでいた…!
  • つまり、ゲーミフィケーション(競争させる)を使った時の方が使わなかったときに比べて1.5~2倍ぐらい多くのアイディアが浮かんでいた…!

いや~やっぱゲーム形式で競争するってのは効果があるんですな。
因みに実際の様子は以下な感じだったそうです。



【バルーンコンテスト】
  • バルーンコンテストの雰囲気は皆、挑戦的で、刺激的で、楽しく行っていた…!
  • 1位のチームは89cm、2位は70cm、3位は65cmの高さだった…!
  • バルーンコンテストでもゲーミフィケーション(競争させる)を使った方がより高くすることが出来ていた(アイディアが浮かんでいた)…!

今回オリジナルな方法であるバルーンコンテストでもゲーミフィケーションは効果があったみたいですね。
因みに実際の様子は以下な感じだったそうです。



【焦点オブジェクト方法(MFO)・強制関係法】
  • 焦点オブジェクト方法(MFO)・強制関係法は似たテクニックの為、結果は一緒に発表された。
  • 1位は「ポータブルインターネットデスク」、2位は「充電式ペンケース」だった。

面白いアイディアが出ていますね~。
因みに実際の様子は以下な感じだったそうです。



【SCAMPER法】
  • SCAMPER法は、専用のワークシート(下記画像参照)を使ってアイディアを出した。
  • 最も多くのアイディアが浮かんだチームは28個だった…!
  • ベストアイディアは修正テープ付きボールペンだった…!

こちらも良い感じだったみたい。
因みに実際の様子は以下な感じだったそうです。



【マンダラ思考】
  • マンダラ思考も専用のワークシート(下記画像参照)を使ってアイディアを出した。
  • ベストアイディアは投影可能なリングと自動温度制御魔法瓶だった…!

マンダラ思考を使って良いアイディアが浮かんだみたいですね~。投影可能なリングとかSFで出てきそうで良いですな。
因みに実際の様子は以下な感じだったそうです。



次に大学生の反応と自己評価のそれぞれの結果を見てみましょう…!

【大学生の反応】
  • 参加した大学生は、ゲーミフィケーションを使った結果を高く評価していた…!
  • ゲーミフィケーションがクリエイティブ性、コラボレーション、コミュニケーションの3つのスキルを高め、学習意欲と興味をアップさせると感じさせていた…!

【自己評価】
  • 全ての質問の平均スコアが5.2を超えていた…!
  • つまり大学生は従来型の講義よりもゲーミフィケーションの講義が良いと感じていた…!
  • ゲーミフィケーションは、学習への意欲や姿勢、興味をアップさせ、結果、クリエイティブ性やコラボレーション、コミュニケーションといった3つのスキルをアップさせると感じさせていた…!

どうやらゲーミフィケーションは、大学生の反応・自己評価共に良い感じだったみたいですね~。



個人的考察

ということで今回はここまで。



参考文献

最後にまとめて掲載します。
気になる方は各リンクからどうぞ。