以前に当ブログでも登場し「そのひとクチがブタのもと」でも有名なコーネル大学のブライアン・ワンシンク博士の2014年の研究を引き続き見ていきます。
今日は3つ目の実験ですねー。



実験3:ラボ内では方法を問わず運動イコール楽しいと捉えると良かった…!では実生活ではどうなのかフィールド調査をしてみた…!

最後は3つ目の実験です。
実験1、実験2により方法を問わず運動イコール楽しいと捉えると良いということが分かりました。しかし、今までは主にキャンパス内(ラボ内)の研究だったので、これが実生活でも同様なのかという疑問が残っております。そこでフィールド調査をしてみたそうです。
この研究は、16歳~67歳までのマラソンランナー231名(男性65.1%、平均年齢35.64歳)が参加したもので、参加者のうちの約8割(182名、79%)はBMIが正常な方だったんだとか。まず今まで同様、参加者を

  1. 運動を楽しみとして捉えてもらう
  2. 運動を運動として捉えてもらう

のどちらかにランダムに振り分けたそうです。
続いて参加者に、6人1チームになってもらい駅伝を走ってもらったらしい。因みに各区間の距離とそこを走った人数はこんな感じ。

  • 5kmコース:118名(50.4%)
  • 10kmコース:85名(36.6%)
  • 7.195kmコース:29名(12.5%)

その後、参加してくれたお礼として以下の2種類のどちらかの軽食を選んでもらい食べてもらったそうな。

  1. チョコレートバー(不健康な軽食)
  2. シリアルバー(健康的な軽食)

最後にデータをまとめてみると、以下のような傾向があったらしい。

  • 駅伝を楽しみと捉えた参加者はシリアルバー(健康的な軽食)を選ぶことが多かった…!
  • 駅伝を運動と捉えた参加者はチョコレートバー(不健康な軽食)を選ぶことが多かった…!
  • 上記結果に走った距離は関係なかった…!

どうやら楽しんでランニングをすると健康的な食事になるみたいですねー。



個人的考察

ということで3つの実験を見てきました。



参考文献