一度ハマるとなかなか抜け出せない「反芻思考(はんすうしこう)」入門
反芻思考(はんすうしこう)ってなに…?
まずは反芻思考の前に反芻について説明しておきます。牛やヤギ、羊やシカ、ラクダなどの動物が草を食べる時、胃から草を口に戻して何度も噛むことをしますが、これを反芻と言います。おそらく皆さんも一度はどこかでご覧になったことがあるかと思います。下記動画のような感じですね。
かわいい…。じゃなかった(笑)
んで、この噛む→戻す→噛むを繰り返す行為が、うつ病や不安症に良くある自分の欠点や失敗などのネガティブな事を思い出す→考える→思い出すを繰り返す行為と似ていることから反芻思考と言われるようになったみたい。つまり、ネガティブな事を考え続けること=ネガティブループに陥ることが反芻思考ですね。
この負のスパイラルである反芻思考(ネガティブループ)の恐ろしいところは、一度陥ってしまうとネガティブ思考が強くなっていき、どんどん泥沼にハマっていくというところ。
社内研修の動画で熊野先生が一度うつ病の診断基準を満たすと再発率が
- 1回目が60%
- 2回目が70%
- 3回目が90%
と言われていると話していましたが、この再発率の高さの原因の一つが反芻思考なんですよね。そのため、反芻思考はうつ病の一番の原因だ…!と言われたりもしています。
また、反芻思考が強い人は抑うつや不安などのネガティブに呑まれやすい傾向があるので、結果として、友人が離れていったり、思考能力が低下したりなど様々な問題を併発していきます。う~ん。恐ろしい…。
個人的考察
当ブログではこの反芻思考の対策を多く取り扱っておりまして、例えば、
などなど…。挙げていくとキリがないのでこれぐらいにしておきますが、色々知りたい方はジャンル検索の「メンタル」を見てみるとよろしいかと思います。
また方法によっては合う合わないもありますので、自分で試して効果を調べて自分なりの体調安定法を探してみてください。